第019号 SHOW THE FLAG

今回のテーマは、上記の「ショー ザ フラッグ」すなわち、 直訳すれば、「旗を示せ」について、考えてみたいと思います。 アメリカでは、企業にとって、重要なことは、自社の存在価値や自社の方向性、 目的が明確になっていることといわれています。
なぜ、今,このテーマを持ち出したのかその理由は、昨今の雪印乳業の食中毒事件、 そごうの債権放棄にからむ傲慢経営、三菱自動車のリコール隠し、 クボタの総会屋利益供与事件等々の大企業として、本当に信じられないような 事件が続いているからです。本当に、自社の存在価値がわかっているのかと 疑いたくなるのです。規模にかかわらず、企業であるかぎり、社会的責任があるはずです。 よく、企業は、「社会の公器」といわれますが、まさしく、利益追求以上に、 社会に対する責任があるはずです。ここで、今一度、企業にとっての「旗」とは、何か。 じっくりと考えて頂きたいと思います。 私は、それは、企業理念や経営理念では、ないかと思います。企業(経営)理念とは、
1.自社の存在理由を表すもの
2.自社にとって、一番基本になる価値観、正しい考え方
3.社員全員が、遵守すべき行動規範
等々が表現されたものではないでしょうか。
もちろん、自社自身の進む方向は、個性があっていいと思いますが、 そのなかには、必然的に、倫理観や道理といったものも、含まれなければ、 ならないと思います。
ここで、今、「旗」をうまく示している企業の企業理念をご紹介して、今回のまとめとさせて頂きます。

ソニー・スピリット


ソニーは開拓者。
その窓は,いつも未知の世界に向かって開かれ、はつらつとした息吹に満たされている。
人のやらない仕事、困難であるがために人が避けて通る仕事に、ソニーは勇敢に取組み、それを企業化していく。(以下略)

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