第028号 人事制度改革うまくいかない理由

春闘の時期以降に、給与体系を中心に人事制度改革に着手する企業がありますが、 改革がうまくいかない共通項をさぐってみました。 ぜひ、参考にしていただき、改革を成功させていただきたいと思います。

人事制度改革がうまくいかない企業の共通項


1.社長が人事制度改革にコミット(何がなんでも成功させる)が低い
2.外部環境に適応した戦略や組織運営になっていない。また、なっていても、それと人事制度が全く連動していない。
3.思い切った人材起用ができていない。(有能な社員の抜擢ができていない)
4.管理者が育っていない。
5.人事制度を作ることが目的となっている
6.運用しながら制度を改善し、進化させていこうという意識がない。
7.社長自身が運用ルールを破る(昔のやり方に戻る)
上記の内容は、実際にコンサルティングを行う際に最も、留意する点です。 「何のために人事制度改革をするか」、給料に格差をつけるためではない。 パイの分け方を決めることが目的でなく、パイ自身をいかに大きくできるかをシステム化したものでないと、逆効果の人事制度となります。 また、人事制度は、経営者が毎年見直す必要があるでしょう。戦略変更にともない、それにリンクさせるためにです。
業績アップのための人事制度を策定しましょう。

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