第034号 経営理念は、本当に生きているのか!!
今回は、皆さんもご存知の「雪印食品の牛肉偽装事件」さらに、昨年の雪印乳業の「食中毒事件」に関する企業理念についてです。この2社には、下記のような立派な経営理念や企業理念があるのです。じっくりとお読みください。
どうでしょうか。この理念から、あのような事件は、想像できるでしょうか。ましてや、直接、人命に関わる事業です。本当に信じられないのが、事実でしょう。では、なぜ、事件が起こったのでしょう。単に、センター長の独断で起こったのでしょうか。やはり、経営者を筆頭とした、企業全体の体質や社風ではないでしょうか。あるいは、業績一辺倒の思想かもしれません。いずれにせよ、立派な経営理念があるにも拘わらず、企業としての価値観が不鮮明であり、また、全社員に浸透していないのではないでしょうか。
どうか、皆さん、このつらい事件を「他山の石」として、我々も、今一度、「自社の経営理念」、「企業としての価値観」の浸透チェックをしてみましょう。他人事ではないと思います。社会人としの価値観、企業人としての価値観、個人としての価値観等々、価値の重要性に関して早急に確認してしてみましょう。
*雪印食品の経営理念
「おいしさ」と『新しさ』に徹底してこだわり、「価値ある会社」として社会に貢献する。
*雪印乳業の企業理念
(存在意義)
雪印乳業は生命の輝きを尊重し、人々の健康づくりを通じて、味わい豊な生活といきいきとした未来をきずく
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