第040号 幸せの心理学」ワンポイントアドバイス Part.1
「幸せの心理学」ワンポイントアドバイス
人生の花を咲かせる 心の種を蒔こう 「思考回路の三位一体」
今年から、企業内「マネジメント・コーチング」研修が始まりましたが、皆様ご存じでしょうか?。経営者や幹部の皆様方には部下の心理を理解し、成長のポイントを「把握」してすばらしい人材育成をしてみませんか?。
さて、私たちの「心」は性格という言葉で表現されますが、一方では日常の「行動」「思考」「感情」に影響を与える「意識の持ち方」とも言えます。また、一般的には「本能」「感性」「理性」という能力として表現され、この3つの能力が重なりミックスされて出来上がった一種の果物のようなものだと考えてみてください。「色合い」で例えれば「ブルー」の色を持った心もあれば「ピンク」の色合いの心もあるといえます。また一方ではその人特有の、物の見方、考え方、捉え方、感情表現、行動、態度、言葉遣い、生き方、人間関係のあり方などについての基準となる「価値観」とも表現されます。つまり、その人の「個性・特性」として評価されるものが「心」であるわけです。 できれば、自分も含めて、家庭、職場、社会、すべての環境に役立つ、幸せをつくる「花を咲かせる心」を持ちたいものですね。 人間の持つ思考習慣をTA(交流分析)では次の3つにまとめています。今後の自分を成長させるヒントにしてください。
①未来思考
人間が本来持つ本能としての感情や、体験の中から身に付けた感覚的な個性的思考回路といえます。 人生に夢と希望を与え、幸せな未来のビジョンを創造する、逞しくてとても前向きな意識です。
②過去思考
私たちは幼少期からたくさんの喜怒哀楽の体験や経験を積み重ねて大きくなります。そこには親や兄弟、友達や先生などからの影響による思考回路が発生します。切磋琢磨する中での「人生観、仕事観、人間観」など「人間としてどう生きるべきか」「どうあるべきか」など「自分の在り方、道徳、倫理、善悪」を考え、より人間らしく、世の中の役に立つことを目指す意識といえます。この意識はその人の生まれつきの「個性的思考回路」によって差異がでます。
③現実思考
この思考回路は「本能的な未来思考」と「体験的な過去思考」との回路のバランスによって出来上がる思考回路です。とても理性的で「今ここ」の目の前で起こる出来事を、冷静に、客観的に比較分析して、適切な対応方法を判断し意思決定を下す。行動に移す際、どのような結果を生み出すかに影響を与えるとても重要な意識です。このように、私たちの日頃の何気ない判断や行動や生き方や人間関係に、この3つの思考回路が三位一体となって「人格」に影響を与えているのです。人生はあくまでも自分が主役である意識の上に立ち、自信と勇気を持って「幸せの花」を咲かせましょう。
◆今月の提案「可能思考の強化」
主体性の喚起 自分の意志で、積極的に、肯定的に、前向きに、建設的に、協調的に、プラス思考で職務を遂行しましょう。
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