第060号 「組織における機能的リーダーシップ」の要素 幸せの心理学講座 大友光夫

57号に引き続き「組織における相乗効果」について考えてみたいと思います。
・ 相乗効果とは「相互間における創造的な協力の習慣・二人以上の人たちが単独で出せる以上の結果をつくりだすこと」とお伝えしました。
・ そのためには、人格的要素+職務的要素+良い人間関係+組織目的と目標の共有+達成意欲などが必要であることをお伝えしました。
・ 「達成意欲」や「能力」のレベルにはプラス3度からマイナス3度までの対応姿勢と行動力についてお伝えしました。
今回はプラス3度レベルへ向上するにはどのようなことが「条件として必要か」についてのヒントにして頂ければと思います。
会社には創業の目的があります。それが「会社の存在する理由と意味」です。個人一人ひとりは「私の会社は何をするために存在しているのか」「私は会社で何をするために存在しているのか」
上記の行動の前提条件を「明確に」「正確に」「具体的に」問いかけることで「自分の果たすべき適切な役割と責任」が理解されます。
上記が理解されたとき「何時から行動をはじめて・何時までに目的を達成するか」「どのような方法を取るか」が「計画」されます。
計画に必要なのが「自分の持つ能力」です。能力は日頃の「習慣」とも言え「知識と技術と意欲と経験」が「統一」されたものです。
「統一された能力」にはそれぞれに「レベルの違い・意識の違い」があるものです。
上記を理解すると「自分一人でやれること・自分一人ではやれないこと」がわかってきます。
そこで「他人の意見や能力が必要」になります。つまり、人からの援助なくしては「順調な仕事・順調な成果・順調な人生」は創造できません。
★職場における「権限・責任・義務」を効果的・効率的に果たすためにはリーダーシップが必要ですが、そのためには相互の「鋭い知覚・感覚・個別のセンス・能力」を磨き、機能的コミュニケーションを通して、緻密に「与え・与えられる」人間関係の中でしか発揮出来ないことを「学習」することです。

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