第086号 マーケティングの常識を疑え ~季節消費を考える~
皆様、厳しい経営環境が続いていますが、業績の方は順調でしょうか。
2008年は、中小企業にとっての正念場となるでしょう。
さて今回は、「常識を疑え」というテーマにしました。
その理由は、もはや従来型の発想だけでは、市場や顧客へのニーズやウォンツに応えられないからです。
そこで、今回は特に、「季節消費」の常識について触れてみたいと思います。
皆様、例えば、「アイスクリーム」は夏しか売れないでしょうか。アイスクリーム=夏だけの商品、という常識にとらわれていませんか。
あるデータによれば、気温が6度の時は20度の時より1.5倍アイスクリームが食べられているという結果が出ているのです。 その理由が分かりますか。
特に都市圏の冬は、非常に乾燥しているうえ、室内は暖房により、意外と温度が高いのです。
ひょっとすると、夏場よりおいしいかもしれないのです。
また、最近脚光を浴びている、北海道旭川市の旭山動物園では、寒い冬場は客数が減るという常識に挑戦した「ペンギンの散歩」という企画があたり、客数アップに成功しています。
どうか、皆様も、「夏だから」とか「冬だから」という常識に固執せず、逆に柔軟な発想で市場を見てください。きっと新しい市場やニーズが掴めると思います。ぜひ、チャレンジしてみてください。
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