第088号 存在価値のある会社は、生き残る!!
存在価値のある会社は、生き残る!!
皆様、お元気ですか。我々中小企業にとって、まだまだ厳しい環境が続きますが、負けずに頑張りましょう。
さて、今回は、「存在価値のある会社は、生き残る」を取り上げてみたいと思います。ここでクイズですが、日本で一番古い会社は、どこだと思いますか。
答えは、「金剛組」という大阪市天王寺区にある寺社建築の会社です。西暦578年に四天王寺建立のため、百済から招かれた大工のひとりである金剛重光が始めたとされています。すごいですね。1428年続いているのです。
ところが、2006年、経営不振(実は、本業以外に手を出したことによる経営破綻)により、倒産の危機に瀕します。その時、中堅ゼネコンの高松建設が手を差し伸べました。その当時、寺社建築における優秀な技術と技能をもつ宮大工が100人もいるところは、他にありませんでした。まさしく、存在価値のある会社だったのです。当然、同族経営陣は、総退陣し、再生を託された小川完二社長が、体質を一新し、2007年3月期には黒字化に成功したのです。
皆様、どうですか。他にない強みがあれば、存在価値があれば、誰かが助けてくれるのです。もちろん、経営破綻をしないことが大前提ですが、もしもの場合でも生き残れる可能性が高くなるのです。
どうか、皆様、今一度、自社の強みはどうか、活かしきっているのか、自社の存在価値は何か、しっかりと見直していただきたいと思います。
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