第120号 定量目標と定性目標
2011年の幕が明けしました。今年の目標を正月に策定されたことと思います。皆さんは、どのような目標を掲げられましたでしょうか?「必達!!売上高 OO円!!」 「O店 出店!!」というような数値目標を掲げられた方も多かったのではないでしょうか。
このような全世界共通言語である数字によって数値化した目標を「定量目標」といいます。数字で表すということは、達成したか、しなかったが、誰にでもわかるわけで、そのような点で考えても、目標として最適といえると思います。ただ、この数字の目標を掲げるだけで目標は達成できますでしょうか?
答えは、「否」です。
いかにして、この「定量目標」を達成するのか、その具体的な行動計画が当然必要となってきます。 5W2H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように、いくらかかるか)の各項目を明確にして日々取り組み、進捗状況を管理していくことで「定量目標」が達成されてくるのです。
この「定量目標」に対して、数値ではなく「目指すべき状態」等の質的な目標のことを「定性目標」といいます。 たとえば「報告・連絡・相談を徹底する」「顧客満足度を向上させる」といったものが「定性目標」となります。
ただし、「定性目標」は「定量目標」と違い数値化されていないために、その達成状況がどうしても不明確になりがちになります。このあたりは期限等を用いて、達成状況が客観的に測れるようにするということが大切になってきます。
「報告・連絡・相談を徹底する」という定性目標を細分化し、「報・連・相シートを○月○日までに作成し導入する」「報・連・相シートの提出状況について、毎週月曜日に1回チェックする」という定量目標に変えれば、達成状況を推し量ることが可能となります。
今年皆さんが掲げられた「目標」について、「定量目標」「定性目標」の観点から社員さんを動機づけ、達成に向けて一致団結されることを祈念いたします。
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