第138号 第五回 社会的知性の高いリーダーを目指そう
社会的知性とは、良い人間関係を構築し、集団の中で多方面的に良い影響をもたらす能力です。前回は、日創研で啓蒙している「ありがとう経営の推進・実践」に必要な「13の徳目朝礼」を継続的に繰り返し研鑚していくことで、表現力が向上し活性化することをお伝えました。家庭でも職場でも、人と人がふれあうときには、【笑顔】の【挨拶】や明るい【言葉】からはじまります。人間特有の能力ですね。そして経営目的を理解し、目標達成に向かうためには【前向き】な【努力】が要ります。人間的能力や専門能力を向上させて、自己の【責任】を果たすことも徳目のひとつです。【誠実】に【約束】を果たすこと、【親切】なサービス精神も、人間が持つ徳性です。人に好意的に関わり【尊重】することも、【感謝】を表明することも徳目の表れです。そして【健康】に気を付けて、身体を大切にする心構えも徳目のひとつです。
最後に、うまくいかないときや嫌な出来事に出合ったとき、問題や課題にぶつかったときにも、冷静に現状を観察して自分の感情をコントロールし、落ち着いて適切な対応をする能力を【自律】といいます。
以上のように、【 】で囲っている13の徳目を磨いていくことで、対人関係はすこぶるスムーズになるものです。体験を通してこのような能力を獲得していくとき、他者からの信頼性が高くなり、必然的に良い影響力が発揮され、自然とリーダーシップが生まれて、より効果的・効率的に結果をつくり出していくことでしょう。
もし、あなたが希望する成果を手にしたいと考えるなら、あなたの持つ人間性を前向きかつ自発的に発揮し、他者からの「良い印象を獲得」し、周りから援助の手が差し伸べられる・・・そんな表現力が必要とされるのです。
前回までの「社会的知性の高いリーダーを目指そう」
第一回122号、第二回127号、第三回132号、第四回135号
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