第143号 中小企業が「大胆になる」方法を考えよう

皆様、お元気ですか。日本の社会も経済も、いわゆる「六重苦」にやられっ放しですが、何とかこれを払拭する手立てはないものかと書棚を見ていましたら、ある書物に目が止まりました。
それは「大胆になる法」という本です。
(エルマー・ホイラー著:実業教育出版昭和46年11月20日初版発行)
本当に古いですね。いや、ずばりのネーミングです。早速ぱらぱらめくっていきますと、「内気を克服する5つのルール」というページが目に飛び込んできました。若いころ読んだ本で、もうすっかり忘れていましたが、その内容が“今の日本や中小企業の状況打破にも活かされるのではないか!”と直感で思い、老婆心ですが、参考までにご紹介させていただきます。
1) あなたの弱点を変じてあなたの長所としなさい。
2) あなたがよく知っているテーマを選びなさい。
3) あなた自身の武器と土俵を持ちなさい。
4) 何か話すべき重要なことを持っていなさい。
5) あなたの内気とまともに向き合いなさい。
以上ですが、いかがでしょうか。頭が整理できませんか。少し解説(私見)しましょう。
1) 弱点は、長所になる
(寅さんの渥美清は、男前ではなかった。だから大人気者になった。)
2) よく知っているテーマ
(やはり、専門分野をもつことでしょうか。)
3) 武器と土俵が一致
(市場や顧客のニーズにあった、独自の商品・サービスが必要です。
武器の源泉となるものは、やはり自分自身の強みです。)
4) 常に、一番アピールしたいものは何か
(理念やビジョンでしょうか。)
5) あらゆるものを「直視」することです
(現実から逃げないことです。)
どうか、この「内気を克服する5つのルール」を、まずは愚直に実行してみてください。必ずや何か変化が生まれてくることでしょう。大胆であれ!!

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