第163号 ダイバーシティ(多様性)を考えよう!!

最近、特に気になるキーワードは、ダイバーシティ(多様性)です。この言葉ほど、今後経営を行っていく中で重要な鍵になるものはないといっても過言ではないでしょう。
社内的にも、社外的にも、ダイバーシティの発想を取り入れていかないとうまくいかなくなるということです。たとえば、昨今社会問題化している「人手不足」はどうでしょうか。少子高齢化はますます拍車がかかります。因みに、2013年度の出生数は、過去最低の103万人を記録しています。一方で、高齢者は増え続けています。とりわけ、生産人口の減少が経営上の最大の問題になりつつあります。
ある業界や企業では、受注はあるが人手が足りずに断わらざるを得ない状況になっているということです。従来のように、男性正社員だけでは対応できなくなっているのです。
ここで、ダイバーシティ(多様性)マネジメントの登場なのです。多様な人材を如何に採用し活かすか。すなわち、女性の活用(結婚、出産、育児後の職場復帰及び管理職への登用)、高齢者の雇用延長及び外部からの採用、外国人(多国籍)の採用、障がい者の積極的活用等々です。一方、社外的にはビジネスの上でもダイバーシティ(多様性)が求められているのです。たとえば、喫緊の社会問題である「エネルギー」に関しては、原子力発電の供給が難しいとなれば、今、火力による供給でカバーしていますが、今後この火力メインの供給で済むのか。ここに環境問題が問われるのです。太陽光、風力、地熱、洋上発電、バイオ等々、多様なエネルギー源が必要になってくるのです。
多様なニーズ、多様な人材、多様な問題を考えればダイバーシティ・マネジメント、ダイバーシティ・マーケティングが必須になるということです。
どうか皆様、今から準備していきましょう。

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