第193号 独自のポジショニングを考えよう!

皆様、お元気ですか?最近、仕事の中で痛感していることがあるのですが、それは、「マーケティング」という機能です。うまくいっていない企業は、「マーケティング」が弱いという共通点です。「マーケティング」という定義は多々あるのですが、私個人としては、ドラッカー博士の“「顧客の創造」である”が、一番しっくりきます。顧客がいなければビジネスは成り立ちません。顧客が減少することは、死活問題になっていくのです。では、顧客だけを考えておけばいいのかというと、そう簡単ではありません。そこには、常に、競争という掟(おきて)が待ち受けているのです。他社も、もしかすると、自社と同じ顧客・お客様を狙っているかもしれない。ということは、顧客を狙いながら、他社・競争相手のことも考えていかなければならないのです。
そのための解決策が、「ポジショニング(位置づけ)」という考え方です。いかに、市場の中で、顧客の心の中で、他社との違いを位置づけるのか?ずばり、差別化、独自化のポジショニングを取ることです。その独自のポジショニングの代表的なポジショニングに「ニッチ」(すき間)戦略というポジショニングがあるのです。大手企業も参入できない、やりたくない、小さな市場で、自社の強み(小回り)を活かして独自のポジショニングを確立していく。まさしく、中小企業の戦略です。
飲食業でも、最近、ニッチ戦略のポジショニングで成功している企業が増えてきました。「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」などでは、立ち食いというスタイルで、高級料理を手頃な価格で提供し、回転率で稼ぐポジショニングです。また、最近では、ファンファンクションの取り組みが面白いポジショニングです。それは、全国の無名な地方自治体の公認を受け、その地方独自の隠れた食材を直接仕入れて店売りする「地方自治体公認のアンテナショップ型居酒屋」です。とりわけ、北海道八雲町 居酒屋は、ぜひ、一度寄ってみたい店です。最高のホタテが待っているのです。
最高のホタテを食べながら、独自のポジショニングを考えてみませんか?宣伝になりましたか。口コミも最高のマーケティング!

お問い合わせ

ご相談はお気軽にご連絡ください。 メールは24時間365日受付しております。