第209号 第2回平成から「令和」の時代へ「この時代をよりよく生きるために」

現在はコロナウイルス流行により世界的な人的被害、社会的被害が広がっており、正に、地球規模で大混乱が起きています。
しかし過去の歴史上において、このような危機的状況は何度も繰り返されています。お互いに心を落ち着けて、現状を見直し、今後の日本国の将来ため冷静に、日本人は今、そして今後どのようにあるべきか、然るべき対策を講じることが求められているように思います。
以下、今回も歴史資料に基づき平成の時代を振り返ってみます。

第二次世界大戦を経験した激動の昭和の歴史は天皇の崩御により、平成天皇が即位されました。
平成30年間の歴史を紐解いてみると、平和ボケという言葉が生まれ、日本のこれまでの人間の尊厳が少し怠惰になりつつあり、政治や経済のシステム、教育制度なども見直されましたが「ゆとり教育」とよばれ、多少怠惰とも思われる時代に入りました。
教育委員会の委員などの問題も起き、社会に対する見方や考え方に変化が起き、価値観喪失の時代ともいわれました。世の中の秩序が乱れ始めたことが理解できます。
平成元年(1989年)4月消費税3%が導入開始。アメリカに次ぎGDP世界第2位となりますが、その後は段々と国力は落ちていきます。
11月には東西ドイツの壁が壊され、平成3年1月、アメリとイラクの間で湾岸戦争が勃発。
11月宮沢内閣が誕生、経済政策の立て直しに入ります。特筆すべきはソビエト連邦の崩壊です。大統領はミハイル・ゴルバチョフでした。
冷戦の最中、敵国アメリカ大統領と直接会談、ペレストロイカ(改革)で12月にソ連崩壊、ゴルバチョフ氏はノーベル平和賞受賞。以後アメリカの超大国としての存在が強くなります。
平成4年(1992年)には自衛隊派遣PKO協力法案が成立し、アメリカへの後方支援が始まります。
平成5年8月、自民党が分裂、細川護熙首相との連立内閣発足。
すぐに崩壊し平成6年4月には羽田内閣成立、しかし、2ケ月後の6月には日本社会党、村山連立内閣成立。自民党政治は国民の信頼を失いました。
平成7年ウインドウズ95発売(パソコン元年)この年、日創研経営研究会発足。
平成8年1月に阪神淡路大震災、死者約6千名余りの大惨事、関西地区は大きな打撃を受け、3月オウム真理教による東京地下鉄サリン事件が起こり14名死亡、6300名の被害、意識不明者や神経障害者が出て、現在もその被害者が苦しんでいます。
1996年(平成8年)橋本龍太郎内閣発足、消費税が5%となります。
1998年(平成10年)2月長野オリンピック、7月小渕恵三内閣成立。
2000年(平成12年4月)森喜朗内閣発足、2001年4月小泉純一郎内閣成立。
2005年JR福知山線脱線事故・2006年阿部内閣成立・2007年福田内閣成立。
日本郵政株式会社発足・2008年9月リーマンショック・麻生内閣成立・2009年(平成21年)民主党・鳩山内閣成立・2010年民主党・管直人内閣成立。
2011年東日本大震災発生・民主党・野田内閣成立。2012年・第二次阿部内閣成立・2014年消費税8%・2016年・4月熊本地震発生・2019年(平成31年令和に開眼される。(平成31年間で首相が14名の交代、政治混迷の時代)

次号へ続く

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